ロケーション 加須市大利根地区(旧・大利根町)のご案内

[概要]
加須市大利根地区は埼玉県の北東部にあって東京より50キロメートル圏に位置し、町の北部を利根川が流れ、関東平野のほぼ中心に位置しています。
町の東部にJR宇都宮線栗橋駅と国道4号が、南部には東北自動車道加須I.C.、国道125号、東武伊勢崎線花崎駅などが、さらに西部には東北自動車羽生I.C.があります。
埼玉県有数の穀倉地帯であり、田や畑などが約60%近く占め、都市型近郊農業が盛んです。
また、昭和50年代から60年代にかけて地域の活性化を目的とした工業団地も整備されています。

[位置]
加須市下三俣290(加須市役所)

[人口]
117,516人(2010年3月現在)

[面積]
113.47平方キロメートル

[歴史]
古代から中世の歴史を伝える遺跡は少ないのですが、利根川が流れ、武蔵国と下総国の国境をなしていたようです。
大利根町の歴史は利根川とともにあったといっても過言ではありません。
文禄3年(1594)と伝えられる会の川の締切、元和7年(1621)の新川通の開削などの改修工事が完成するたびに利根川本流は流れを変え、その都度、地形も変化してきました。
江戸時代以降に開発された新田が多く『武蔵国郡村誌』は多数の耕作船が各村にあったことを伝えており、湿田が多かった様子が今に伝わっています。
明治12年(1879)の郡区町村編制法により北埼玉郡となり、明治22年(1889)の町村施行により東村・原道村・元和村・豊野村の4村が成立。
昭和30年(1955)にこれら4村が合併して大利根村となり、さらに昭和46年(1971)に町制が施行され、現在の大利根町となりました。更に、平成の大合併により平成22年3月23日加須市と合併して現在に至っています。
町の産業の中心はずっと農業です。
大正から昭和初期にかけて、耕地整理、佐波樋官の設置などにより湿田が乾田化されるようになりました。
現在では埼玉県でも有数の穀倉地帯です。戦後に栽培が始まったイチゴも現在では特産品に育っています。
近年では住宅地も増え、工業団地がつくられ、景観も産業構造も大きく変わりつつあります。

加須市役所:埼玉県加須市下三俣290 Tel. 0480-62-1111
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利根川とともに

大利根地区は、利根川と共に生きてきた歴史があります。
たびたび発生した洪水によって流れを変える利根川に翻弄されてきた名残のように、
埼葛地方(北埼、南埼、北葛)には方々に旧利根川の堤跡が残っています。
佐波から道目にかけての堤防、古利根川を挟んで元和と豊野にある堤防跡、琴寄から旗井にかけての堤防はいずれも旧利根川の名残であり、その周辺にある沼や池も利根川決壊の痕跡です。また、川に関わる地名が多く、新川通、砂原、古利根、舟戸、波寄など利根川とともに暮らしてきた証しといえるでしょう。
天正18年(1590)江戸城に入城した徳川氏は利根川の治水事業に着手し、 いわゆる「利根川東遷」が始まります。
会の川を上川俣(羽生市)で締め切って東へ流し、外野(加須市)と佐波(大利根町)の間から浅間川へ入る流路をとったのが、今から約400年前の文禄3年(1594)。
その後、元和7年(1621)佐波から渡良瀬川の合流点まで新川通を開削、これを幾度かに渡って拡幅した後、寛永18年(1641)赤堀川が開削され、これがその後の利根川の本流となりました。
しかし、これらの改修工事の後も絶えず水害がくり返されていました。
最近では、昭和22年(1947)カスリーン台風による大雨で利根川が決壊しました。
現在、その決壊跡地はカスリーン公園となり記念碑が設置されています。
カスリーン公園周辺に童謡のふる里拠点施設の建設が予定されています。

童謡のふる里

明治31年(1898)生まれの作曲家・下總皖一(しもおさかんいち)は、誕生から少年時代までを大利根地区で過ごしました。
豊かな自然によって磨かれた感性により作曲された数々の童謡や楽曲で、彼は我が国の音楽史上に偉大な功績を残しました。
皖一は東京音楽学校を卒業後、各地の高等学校や師範学校で勤務した後、昭和7年(1932)文部省在外研究員としてドイツに渡り、ベルリン国立高等音楽学校に入学しました。帰国後は昭和17年(1942)東京音楽学校の教授となり、音楽学部長も務めました。
皖一は作曲家、音楽理論家、教育者として日本の音楽文化の水準向上に大きく貢献しました。

作曲家としての作品は1000曲以上で、独唱曲、合唱曲、室内楽曲、管弦楽曲など広い分野に渡る作品を残しています。
特に「たなばたさま」「かくれんぼ」「電車ごっこ」「ほたる」「花火」「野菊」などの童謡・唱歌は、教科書にも採用され、広く親しまれています。また、全国で800校以上の学校の校歌も作曲しています。
皖一の生誕100周年を記念して、平成10年(1998)旧大利根町の名誉町民に選ばれました。彼の功績と志を多くの人々に伝えるとともに、ふる里加須市をみんなで豊かな潤いある地域にしていくため、「童謡のふる里」づくりを市の基本理念としています。

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